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「インプラント」について

みなさんこんにちは。藤井寺市のなんこう歯科クリニック、院長の南光です。

 

新年あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。

 

年明け早々に、緊急事態宣言が関東地方に再び発令されました。大阪府も時間の問題かもしれません。

 

さて、今回は『インプラント』について記載したいと思います。患者様と話をしていると、インプラントに悪い印象を持った方が多いように思います。理由は、治療費が高い、オペが怖い、いい噂を聞かない、などなどです。

 

インプラント治療は、ただ単に歯がないところに新しく歯を造るだけではありません。今までの欠損補綴であるブリッジや入れ歯と違い、残存歯に負担をかけることがないため、一般的にブリッジや入れ歯と比較すると、残存歯を長持ちさせることができます。なおかつ、着脱の不自由もなく、ある程度の硬いものでも噛むことができます。勿論、天然歯に勝ることはないですが、現在のところ最良の欠損補綴と言えると思います。(今後、IPS細胞などで歯の再生ができるようになれば分かりませんが・・・)

 

逆に、インプラント治療のデメリットとしては、現在の日本ではインプラント治療に保険はきかないため、自由診療となり高額になります。また、どうしてもインプラントを顎骨に埋入する外科処置(オペ)が必要になります。そのため、高血圧症や糖尿病、骨粗鬆症などの全身疾患のコントロールができていないとインプラント治療はできません。

 

当院でのインプラント治療の流れは、

  1.  精密検査(CT撮影を含む)・カウンセリング
  2.  初期治療(虫歯治療・歯周病治療・根管治療・抜歯など)
  3.  再評価(当初の治療計画で問題ないか、初期治療が問題ないかの確認)
  4.  インプラント埋入オペ
  5.  仮歯作製
  6.  再評価(インプラントを含めた口腔内全体が問題ないかの確認)
  7.  アバットメント・上部構造作製
  8.  定期健診

 

 

となります。治療期間は、初期治療やインプラントの必要本数により様々ですが、概ね3ヶ月から1年くらいと長期になります。

 

私が大学生の時代、今ほどインプラントは普及していませんでした。大学の授業でも、インプラントの授業はごく一部しかありませんでした。欠損補綴と言えば、ブリッジか入れ歯で、それらを入れるために健康な歯を削ったり、健康な歯に支えを求めていました。その時分に私は未熟者ながら、インプラントは画期的であると同時に、今後、必ずその恩恵を被る患者様がたくさんおられることを確信しました。そのため、大学を卒業したあと、インプラントについて勉強するために、勤務していた医院の理事長先生や先輩ドクターに教えを乞うたり、インプラントのセミナーに参加させていただいたり、参考書を購入して勉強しました。そして、患者様にもインプラントを施術させていただきました。一部の週刊誌やメディアで、インプラントを非難するような内容が以前に報道されたことがありましたが、実際にインプラント治療をしてきて私自身が感じることは、『術前の診査・診断と、1つ1つのステップをきっちり守って治療を行えば、安全で価値の高い非常に画期的な治療である』と思います。

 

もし、お困りやお悩み等がございましたら、お気軽にご連絡ください。