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「虫歯のできる原因」について

みなさんこんにちは。藤井寺市のなんこう歯科クリニック、院長の南光です。

もうすぐ4月に入ります。4月は環境が大きく変わることが多い季節です。少しすれば学校や会社で歯科検診もあると思います。そこで、今回は虫歯の発生機序(何で虫歯になるか?)について考えてみたいと思います。今まで虫歯になったことがあるという方は多いのではないでしょうか?ひょっとすると今現在も虫歯があるという方もおられるのではないでしょうか?次の表は厚生労働省から報告された「平成28年 歯科疾患実態調査結果の概要」からです。このデーターからですと、15~19歳以上になると約半数の方が虫歯を経験しています。そして、さらにその半数近くの方が虫歯を治療せずに放置しています。その後、年齢が増すにつれて虫歯の治療経験者が60~70%と 割合が増えています。しかし、30%以上の方は虫歯を治療せずに放置しています。

 

虫歯とは、『お口の中の細菌(主にミュータンス菌)が食べ物や飲み物に含まれる糖質(主に砂糖)を代謝して酸をつくり、その酸によって歯が溶かされる病気』のことをいいます。口腔内は何もしていない時は中性に維持されていますが、糖質を摂取するとミュータンス菌が乳酸という酸をつくり、口腔内は酸性になります。ある一定以上の酸性が強くなると、歯は溶かされ始めます。一度、酸性になってしまった口腔内は、唾液の緩衝能により、時間の経過とともに自然に元の中性に戻り、溶かされ始めた歯も再石灰化して元に戻りますが、強い酸性の状態が長時間続くと歯に穴が開き、元に戻らなくなってしまいます。これが「虫歯」です。したがって、「虫歯」ができる原因として「細菌」・「歯質」・「糖質」、そしてこれらが合わさる「時間」の4項目があげられます。